プラノバール

21錠 2,100 円/1枚
プラノバールは「中用量ピル」に分類される薬剤です。通常、中用量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンの両方を含んでおり、そのホルモン量は低用量ピルよりも多く、高用量ピルよりも少ないものです。
中用量ピルとしてのプラノバールは、避妊だけでなく、月経不順、月経困難症、無月経の治療などの目的でも使用されます。ホルモンバランスを調整する力が強いため、特定の治療を必要とするケースで使用されることが多いです。
使用例
- 月経異常の治療:無月経や重度の月経困難症に対する治療として使用されます。
- 緊急避妊:非常時には、通常の避妊方法として使用することも可能ですが、医師の指導が必要です。
プラノバールの構成
プラノバールは、2種類の女性ホルモンを含んでいます:
・エチニルエストラジオール(エストロゲン)
・ノルエチステロン(プロゲステロン)
これらのホルモンは、排卵を抑制し、子宮内膜の変化を防ぐことで、妊娠を防ぐ効果があります。また、ホルモンバランスを調整することで、月経に関連する症状の緩和にも効果的です。
使用方法
プラノバールの使用方法は、用途に応じて異なります。避妊目的の場合、月経の初日から1日1錠を一定の期間服用しますが、ホルモン療法や月経異常の治療として使用される場合には、医師の指導に従い、異なるスケジュールで服用します。
避妊のために使用する場合、高用量ピルであるため、通常の低用量ピルと異なり、特定の条件下でのみ使用されることが多いです。例えば、他の避妊方法が適さない場合や、特定の治療が必要な場合に処方されることがあります。
効果
プラノバールの主な効果には以下が含まれます:
・避妊効果:適切に使用することで非常に高い避妊効果があります。
・月経異常の治療:月経不順や月経困難症などの治療に使用されることがあります。
・ホルモン療法:特定のホルモンバランス異常に対する治療として使用されます。
副作用
プラノバールの主な副作用には以下が含まれます:
・吐き気
・頭痛
・乳房の痛みや張り
・体重増加
・気分の変動
プラノバールは高用量ピルであるため、血栓症や心血管疾患のリスクが低用量ピルよりも高いとされています。特に喫煙者や35歳以上の女性は、これらのリスクが増加するため、使用する際には慎重な評価が必要です。
禁忌と注意事項
プラノバールの使用が禁忌とされる条件には以下が含まれます:
・血栓症の既往歴がある人
・重度の肝疾患がある人
・乳がんや子宮がんなどの既往歴がある人
・高血圧がある人
また、35歳以上で喫煙をしている女性や、心血管リスクが高いと考えられる女性は、使用する際に特に注意が必要です。医師の指導のもとで適切に使用することが求められます。