尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマとは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が感染して起こる性感染症です。性器や肛門周辺に乳頭状のイボができ、痒みや痛みはない場合が多いです。主にセックス、フェラチオなど性行為により感染しますが皮膚や粘膜の小さな傷口から侵入して感染することもあります。母子感染する可能性もあり、新生児に産道感染することもあります。このウイルス中に良性型と悪性型に分けられます。尖圭コンジロームは良性型HPVが感染源です。最近、悪性型HPVの感染が若者の間で広がりはじめ、子宮ガン、陰茎ガンの発生が増加しているといわれています。HPVウイルスが原因と思われる子宮頸がんワクチンの予防注射できました。当院でも接種できます。
症状
男性、女性ともに同じような症状がでます。 肛門内や肛門のまわり、尿道口にも「乳頭状」、「カリフラワー状」、また「ニワトリのとさかのような」イボができます。軽い痛みや痒みがある場合もありますが、自覚症状はほとんどありません。
検査について
ほとんどの場合は、視診でわかってしまいます。
お医者さんでなく、素人であっても特徴さえ知っていれば一眼でわかるぐらいですから。
詳しい診察であれば、膣拡大鏡で調べたり、細胞をとってDNA判定を行うこともあります。
治療法
液体窒素や炭酸ガスレーザーで焼きます.。自宅で塗るベセルナクリームでも治療できます。ポドフィンや5-FU軟膏塗布も併用します。
●凍結療法 … 液体窒素で凍らせる
●炭酸ガスレーザー蒸散(じょうさん)… レーザー光線を照射します。