バルデナフィル

「FCI」20mg 1,400 円/1錠
「トーワ」20mg 入荷未定
バルデナフィルは、勃起不全(ED)の治療に用いられる薬剤で、主に「レビトラ」というブランド名で知られています。バルデナフィルは、勃起を維持するための血流を増加させる働きを持ち、男性が性的刺激を受けた際に正常な勃起をサポートする薬です
バルデナフィルは、ホスホジエステラーゼタイプ5(PDE5)阻害薬に分類されます。PDE5は陰茎の平滑筋を収縮させる作用を持つ酵素で、これが活性化すると勃起が収まりやすくなります。バルデナフィルはPDE5の働きを抑制することで、平滑筋が弛緩し、陰茎への血流が増加します。その結果、勃起がしやすくなり、勃起状態が維持されやすくなります
先発医薬品あるレビトラは2021年10月に国内での販売はすべて中止になりました。
現在、当クリニックでは国内正規ジェネリックであるバルデナフィルのお取り扱いをしています。
使用・用法
〇通常、成人は1日1回主成分として10mg~20mgを性行為の約1時間前に服用します。
基本的には10mgから服用を開始し、十分な効果が得られず忍容性が良好と判断された場合には1回20mgに増量されることがあります。
〇1日の服用は1回とし、服用間隔は必ず24時間以上あけてください。
〇高齢者(65歳以上)や中等度の肝障害がある場合は最高量は10mgです。次の服用は24時間以上あけてください。
↳当クリニック窓口にて、ハーフカッターにて半錠(10mg)にできます。
65歳以上の方やハーフカットをご希望の方は窓口にてお伝え下さい。
〇絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
効果
バルデナフィルは、ED治療薬の中でも比較的速やかに効果が現れること、食事の影響を受けにくいことが特徴です。また、他のED治療薬に比べて副作用が少ないと感じるユーザーも多く、その点でも選ばれることがあります。
高脂肪食であっても効果が妨げられにくいとされていますが、個人差があるため注意が必要です。
バルデナフィルは、適切に使用すればEDの症状を効果的に改善することができますが、副作用やリスクについて十分に理解し、医師の指導のもとで使用することが重要です。
副作用
主な副作用として、頭痛、ほてり、鼻閉、動悸、消化不良、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
重篤な副作用としては、持続勃起症(4時間以上続く勃起)や視覚障害が報告されています。これらの症状が現れた場合は、直ちに医師に相談することが重要です。
禁忌と注意事項
バルデナフィルは、硝酸薬を服用している人や重度の心臓疾患を持つ人には禁忌とされています。また、低血圧の患者や、最近脳卒中や心筋梗塞を経験した人も使用を避けるべきです。
飲んでいる薬があれば、必ずそのことを医師または薬剤師にお話しください。
〇禁忌
次の患者はこちらの薬を使用しないでください。
・狭心症などで、硝酸薬(飲み薬・舌下錠・貼り薬・注射・吸入剤など)で治療中の方
・慢性心不全などで、sGC刺激剤(アデムパスなど)で治療中の方
・硝酸剤を使用中の方
・レビトラ・バルデナフィルを服用して、過敏症(アレルギー)を起こしたことのある方
・心血管系障害などにより、医師から性行為が不適当だと診断された方
・先天的に不整脈(QT延長症候群)がある方や、現在、抗不整脈薬を使用中の方
・最近6ヵ月以内に脳梗塞・脳出血や心筋梗塞を起こした方
・重い肝障害のある方
・血液透析が必要な腎障害のある方
・低血圧(最大血圧<90mmHg)の方
・高血圧(最大血圧>170mmHgまたは最小血圧>100mmHg)の方
・不安定狭心症の方
・抗ウイルス薬(HIV治療薬)、抗真菌薬(内服)を使用中の方
・網膜色素変性症(進行性の夜盲)の方
・女性の方
・20歳未満の方
〇注意事項
・めまいや視覚障害(眼のかすみなど)があらわれることがありますので、高所での作業、自動車の運転など危険を伴う機械を操作するときには十分注意してください。
・グレープフルーツは薬の作用を増強させ、副作用も強める可能性があるので、控えてください。
・アルコールを飲み過ぎると薬が効かなくなるので飲み過ぎにはご注意ください。
・パートナーまたはご家族の方にこの薬を服用する(している)ことをお伝えください。
・急激な視力低下や視力喪失があらわれたら、服用をやめ、すぐに眼科を受診してください。
・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある方や、他に薬などを使っている方は服用時注意が必要です。(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。